【ふっくらジューシー】寒大根の戻し方とおいしい食べ方を紹介する!
去年、冬の名物である「寒大根」についてチラッと記事を書いたのですが
年間通してちょこちょこアクセスがあり「どうやって食べているのか」という質問もいくつか寄せられておりまして。
今日はウチでよく作る寒大根料理と、寒大根の戻し方を写真を交えながら説明していきたいと思います。
寒大根を使ったおすすめ料理
寒大根は炒め物等よりも、汁たっぷりの料理に使った方が断然おいしい!
イチオシは やっぱり鍋!
寒い日に食べたくなる鍋。
寒大根は、やっぱり鍋が一番合います。
煮汁をたっぷり含んで膨らむため、じゅわっとあふれる旨味がもう最高。ウチでは鍋には絶対に欠かせない具材です。
箸ではさむと、しみ込んだ煮汁が吹き出します。
食感は「歯ごたえのある麩」のようなもの…といえば近いかも?初めて食べる人はその不思議な食感に初めは驚くそうですが、素朴な味わいにハマる人も多いです。
生の大根とは一味違います。とにかく鍋に合う。かなりおすすめ!
寒大根入り鍋の作り方(1人前)
・寒大根 2個
・白菜 1/8個
・ニンジン 1/4個
・しめじ 1/4株
・豚肉 適量
・ネギ 適量
・水
・めんつゆ
何も特別なことはなく、普通の鍋と作り方は一緒。寒大根は水やぬるま湯につけて戻し、食べやすい大きさに切っておく。
(→ 寒大根の戻し方)他の具材と一緒になべて煮込んで完成!
味付けは何でもよし。
面倒なので私はめんつゆでやってしまいますが…塩・醤油・中華出汁・ごま油・唐辛子…等々
好きなもので好きなように味付けすればOK!
いつもの鍋に寒大根を入るだけです。
残念ながらトマトや豆乳鍋のような「洋風っぽいもの」には合わないと思われるので、和風な味付けがおすすめです。
みそ汁&煮物
こちらも定番メニュー。
「鶏肉と寒大根の煮物」と「みそ汁」
作り方もそのまんまです。戻した寒大根を切って、そして入れるだけ。簡単お手軽!
鶏肉と寒大根の煮物(1人前)の作り方
・寒大根 2個
・鶏(もも)肉 1/2枚・水 適量
・めんつゆ 適量
・万能ねぎ 適量
寒大根は水・ぬるま湯で戻し適当な大きさに切っておく
鶏肉を色が変わるまで炒める
水と寒大根を入れて煮込む
食べる直前にネギをふりかける
寒大根のみそ汁の作り方
・寒大根 適量
・だし汁
・ねぎ
・味噌
いつものみそ汁に寒大根を足しただけ 簡単!(決して説明が面倒というわけではない、決して)
寒大根の戻し方
水、もしくはぬるま湯につけて柔らかくし、絞って適当な大きさに切るだけです。
① 完全に乾いているカリカリ・カラカラの寒大根を
② 水またはぬるま湯につけてしばらく待つ
③ 寒大根が水を吸って柔らかくなる
④ 柔らかくなった寒大根をぎゅっと絞って水気をきる
⑤ 適当な大きさに切って、料理に使う
逆のタイプの寒大根なら、軟らかくなるまでしばらくつけておく必要があります。
大根をしっかり茹でで作られた寒大根は 水をよく吸って軟らかくなりやすく、中まで火を通さずに作られた寒大根は 水でもどしても柔らかくなりにくいです。
こちらの地方では、軟らかくなりやすい寒大根が多いですが、地方によっては違うこともあります。一旦水につけてどのくらいの時間で戻るかで、固いか柔らかいかがある程度判断できますね。
固い場合は、長めに煮込むと味が染みて美味しくなります!
こんな風に縮れた寒大根もたまに見かけます。
通常の寒大根より安く売られたりしていますが、こういったタイプも水やお湯につければ(多少時間はかかりますが)きちんと戻るので心配しなくてもOK。
寒大根はどうやって作られている?
寒大根は、作る人によって違うのが面白いところです。
基本の作り方は
という手順ですが、地域によって作り方が違ったりします。
蒸す作り方もあれば、茹でたり蒸したりせず生のまま干すところも。もちろん出来上がりの味も違いますし、使用している大根の種類やその地域の気候によっても変わってきます。
色も形も様々。煮ると麩のように柔らかくなるものから、あまり柔らかくならず歯ごたえの残るものまで。
その地域それぞれで違いがあって面白いですね。
いくつか食べてみた中では、上にあげた画像(戻し中のやつ)のように白くて吸水性が高いものが私は美味しいと感じます。アクが少なくサッパリしているのが特徴です。
おわりに
寒い地方でなければなかなか見かけることの無い寒大根ですが、温かい料理にピッタリなやさしい食材です。
道の駅やスーパーで見かけた際にはぜひ手に取って、鍋や汁物で楽しんでみて下さい!生の大根とは違う、あたたかな田舎の味が楽しめます!
ということで、今日の休憩はここまで!