【WEBのお仕事】「広く浅く」は損をする。得意分野を まずは伸ばした方がいい、という話。

仕事いろいろ

WEBのお仕事

気付いたときには既に遅し、だったのですが。
会社員時代はまさに「器用貧乏まっしぐら」でした。

私はWEB関係の仕事について、今年で8年目になります。
今はフリーという立場になっていますが、会社員時代が約5年ほどです。

この5年間は、私にとって大変有益な時間ではありました。
しかし、とにかく悩み辛かった5年でもありました。

今だから、「あぁ、〇〇すればよかった、〇〇しておけばよかった」と思えることが山ほどあるのですが・・・。
当時の自分には、そういった考えが浮かぶ余裕はなく、日々の仕事に追われるだけの毎日でした。

今日は、自分が制作者としての立ち位置にとにかく悩んだことと(今も継続中ではありますが)そして後悔していること、を失敗を踏まえながらの振り返り。

同じ仕事で悩む人たちの、誰かの参考になればと思い、残しておこうと思います。

とくに、今この業界に入りたてで、これからどんどん頑張るよ!という、熱意に燃えている人に。

 

器用貧乏とはどういうこと?

器用貧乏とは。

なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。また、器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと。

出典 goo辞書

その会社・部署それぞれに、いるのですのよね、器用なタイプの人。いろんなことを知っていていろんなことができる人。

それがメリットになればいいのですが、必ずしもそうでないよね、というのが今回のお話です。

できることがたくさんあると、それだけ有利になりそうな気もするのですが
私の経験では、そうならなかったことの方が多い。

なんでもできる人・・・
私はそんな人に憧れていましたが、ある時期からそれは幻想だったと気づきました。

なんでもできる(と思われる)人は、すべてが「広く浅く」になりがち。
広く浅く、と、狭く深く。
現場では「狭く深く」の方が、色々な面でメリットになると感じることが多かったのです。

自分の「目指したい姿」をしっかり見つめることは何よりも大事

目指す道

私は今、WEBデザイナーという肩書でおりますが、世間ではWEBデザイナーという仕事の範囲は幅広いです。
デザインのみをやる人もいれば、コーディングまでを担当する人もいる。
ディレクションに踏み込む人もいるし、そこは人それぞれです。

人それぞれだからこそ、立ち位置を見失うと迷路に入りやすい気がします。
私は迷路に入りまくり、会社員時代は悩みまくりました。
(その時の体験談はこちら)

その理由はただ一つ。
前述したような「なんでもできる人」を目標にしてしまったから。

WEBサイトのデザインからコーディングまでをできるようになりたい。
それが私の、当初の目標でした。

今思えば それ結構きついよヤバいよ?な目標なのです。
社内ではコーディングはエンジニア領域であり、デザインと兼任するということはほぼない、という認識で社員は働いていたからです。

でも私は、デザインもコーディングも、どちらも好きでどちらも覚えていくのが楽しくて・・・。
それゆえ目標とする姿をきちんと決められなかった、と言い訳しておきます orz

目標・目的は早い段階でしっかり持っておいた方がいい。
日々変化の激しいWEB制作の現場で「ただ何となく頑張る」というスタンスで過ごしてしまうと、

時間はあっという間に過ぎ去り、結局自分の手に残るものが少ない、、、という悲しい結果になるかもしれないからです。

チーム(制作現場)は得意分野を持つ人が集まる場所

チーム

WEBサイト(サービス)を作るとなると、最低でも、ディレクター・デザイナー・エンジニア
の力が必要になります。

中には一人二役するようなスーパーマンもおりますが、デザイナー・エンジニアは、やはりきっちり分けたほうがクオリティは上がる。
これは私が、会社員時代にディレクションを担当させてもらった時に改めて感じました。

数多くの他社・フリーの方々と、お仕事ご一緒できたのですが「この人いい仕事するなぁ!」と感じたのは、デザイン・コーディングそれぞれ専門でやっておられる方々でした。

そもそも制作チームとはそれぞれの得意分野を持つ人が集まっているもの

そこに「広く浅く」の人間は、あまり出番がないのです。
そのような人が輝くのは、1人のみで勝負をするとき。

フリーで仕事をしていても、他のフリーの方や他社の方々と一緒につくっていくことを考えると、WEB制作はチームでの仕事と捉える場面が多いと思います。

オールマイティーな人もチームにいれば役立つこともあるでしょうが、全体のクオリティを考えるならば、それぞれの得意分野を持つ人を集めたいと、ディレクターは考えるでしょう。

私の陥った負のループ

負のループ

「HTMLとCSSできます」→コーディングやりたい
「バナーを作れます」→ゆくゆくはサイトのデザインもやりたい

これが私の、面接時の状態。
運よく制作会社に入社できたものの、目標を決められないままいた私がどうなったか、というと。

コーディングをやりながら、デザインも覚えていくという超ハードな毎日になりました。

そしてその毎日がレベルアップに直結するかと言えば、そうでもないわけです。
つまり、どちらも中途半端なまま、成長スピードが かなりゆっくりになってしまう。

そして中途半端なぶん、担当する仕事は、
この部分、ちょっと直しておいて、とか
これのバージョン違いだけお願い、とか

「部分的なもの」だらけになってしまいます。
そして、その部分的なものは案外量が多く時間をどんどんとられていきます。

そのように過ごしていると、「ちょっとしたもの」をよく頼まれる立場になるために、自分のメインが何なのかを見失いやすい。

当初やりたかった、「WEBサイトの制作」にはメインで関わることができず、それが更に焦りを生み負のループに陥りました。

「全体的にスキルを上げたい」と頑張れば頑張るほど、うまい結果が出ずに苦しくなっていく。
WEB制作に関して、一番初めに「デザインをきめて」「構築して」の、2ステップどちらも勉強した人にありがちな、

どれもできるようになりたい→器用貧乏的な立ち位置になるという悲劇は、できるだけ避けたい事態です・・・。

そして全体的に中途半端だったり広く浅くやっていたりすると、クオリティも「可もなく不可もなく」に落ち着き、メインデザイナーやメインのエンジニア等になることも少なくなります。
つまり、「自分の手でつくる仕事」が減っていく・・・。

仕事するなら、平均的な人より「できる人」とやりたい。これがあらゆる人の本音でしょうから・・・。
とにかく、チャンスが欲しくて頑張れば頑張るほど、損をしている状態だったのです。

自分の強みは何かを考えてみる

強みを見つける

自分の実績には、こんなものがあります!とか、私はこれができます!とか。
自信をもって言えないというのは、辛い。
(会社に属していれば会社の実績になるんですが・・・まあそれは今は置いといて 笑)

もし以前の私と同じように「全体的に」スキルアップしたい、なんて思っている人がいたら。

自分の得意なことや、今やっていること、自分の目標やそれに必要だと思うこと等、一度書き出してみてほしい。
そして、それらをうまくつなげられるかを試して(シミュレーションして)みてほしい。

私と同じような失敗をしてほしくないのです。

今の自分の技術や目標の棚卸ですね。
ただ書くだけでも、「形にしてみる」というのは、影響大きいと思います。
目に見えるだけで、全然違うので・・・。

手数が多いのは、素晴らしいことではありますが・・・それ以上に得意なことがある人は、技術的にも気持ち的にも「強い」です。

強みや実績がなければ、つくるしかない!
全力で「自分の得意なもの」を伸ばした方が良い実績に結びついていくと感じています。

道を見失わないために考えること

先を目指して

広く浅くやって、ただの平均を目指すよりも、自分の得意分野をまず伸ばして、足りないと思われるものは後から少しずつ足していく。
これがベストだと私は思います。

焦っても何も良いことがありません。
どうせなら、楽しんで仕事がしたいし「これいいね!」って言ってもらいたい。

まずは、自分の目標の姿をしっかり見ることから。
得意なことが波に乗ってくると、伸びるスピードは、ぐんと速くなりますよね!

「やりたい!」という気持ちを、ただただ消耗してしまわないように
定期的に自分の足跡を振り返る、そんな時間をぜひ忘れずに持っていけたらいいのではないかなと思います!!

もちろん私もです!

 

ということで、今日の休憩はここまで!