【WEBのお仕事】私の失敗談。能力不足を残業時間で補って自滅した話。

仕事いろいろ

WEBのお仕事

このページは、上記の話で
会社員時代に失敗したことにちょっと触れたので、その件をもう少し詳しく書いたものです。

突然ですが。私の経歴を書くとこうなります。

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WEB制作の業界に行きたくて、サービス業を退職

職業訓練&スクールのあと、独学しつつ細々アルバイト

WEB制作会社に見習いとして入社
直後、東日本大震災で失業

関東のWEB制作会社に入社、支社(東北)に勤務

色々あって退職

暗黒面に落ちた(無職期間~THE ニート!)

フリーで仕事再開 ← イマココ
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暗黒面に落ちた話はまたいつか(自戒の意味も込めて)書いてみたいのですが、

会社員時代について思い出すと、ちょっとなあ。。。と後悔することが多いので、今日はそんな話を書いてみたいと思います。

 

大失敗した全容

入社できたことが嬉しくて舞い上がる

WEB制作の世界に入りたくて、職業訓練やスクール等利用して勉強。
ある会社に「デザイナー見習い」な感じで入社。直後、東日本大震災で失業。

が。運のいいことに、その後受けた関東の制作会社に入社が決定。とにかく嬉しい。

<当時のスキル>
HTMLとCSSはある程度OK
(ゼロからの構築は無理だが、各タグの意味などは理解しているので
追加修正は可能)

デザインはバナー制作がメイン。写真加工なども可。

<目標とか>
スクールで一通り学習した経験を活かして、立ち上げから終了までできるようになりたい。

まぁこんなことシレッと言ってました。ハードル高すぎ!

 

仕事は各案件の一部の「ちょっとした直しor変更」みたいなものがメイン。
初めはみな、そうだと思います。

私の場合は、デザイナーやエンジニアといった枠を決めずにひと通りやってみて、後で一番よさそうなところに決めましょう、
みたいな感じで始まりました。

が、圧倒的に「自分ができること」が少なく、かつ周りのスピードが目まぐるしい毎日の中にいると、周りを見るたび「焦り」を感じるようになります。

焦るゆえに、一つのことに目標を定められない罠

失敗

とにかく頑張らなければ、で頭の中がいっぱい。
中途で、しかも年齢的にスタートも遅かった自分は、その分遅れをとっていると感じ
とにかくいろんなことを早く身につけたい、と焦りまくりでした。

この時点で雲行きが怪しいのですが、「自分にできることを一つでも多く増やす」ことが目標になってしまい

1つの分野に取り組むよりも、たとえ浅くてもいろんな知識を集めたほうが早く戦力になれるのでは、と考えてしまったのです。

手が空いている人いない?と聞かれれば必ず手を上げ、とにかく自分ができそうなことがあれば「なんでもやりまっせ」スタンスでいました。

何か仕事がないと、不安でしょうがなかった時です。

あるきっかけが訪れる

ある日、CMSテンプレート(ワードプレス)の緊急な修正の件で「誰かできる人いない??」という声掛けがあり、担当したことがあります。

それをきっかけに、ソースコードの修正を頼まれることが多くなりました。
この記述、初めてみるけど何??というものも多く、とにかく調べ・勉強しながらの業務。

そして修正を進めていく過程で、デザイン修正が必要になることもあり、そういったものも一人同時進行でやり始めます。

そうすると、あぁこの人Photoshopも使えるのね、的な感じで
メインデザイナーが作成したデザインの色違いや、バージョン違いのデザイン作成が、舞い込むようになっていきました。
(本命じゃないけど「こんな案も出しとく?」みたいな意図で作るやつ)

色々なものの同時進行はきつかったけれど、嬉しい気持ちの方が大きかった、
自分の役割があるというのは、妙に安心するのです。

「ちょっとだから、これよろしく」が増えてくる

「ソースコードのちょっとした直し」というのは"ちょっとしたモノ"であっても、けっこう大変だったりします。
そして"ちょっとしたモノ"は、案外量が多く、そして時間をとられます

なんでこういう構造なのか分からん、オワタ・・・とか。
ここいじると他のページが崩れるんだけど・・・とか。

どのようにコードが組まれているのか解析しなければならないので、かなりの時間をくってしまっていました。

そして修正案件は増えていき、ついには抱えきれなくなり、残業も大幅に増えていきました。

技術は向上したのか?

???

ではそんな中、コーディングの技術は向上したのか?というと、「うぅ~ん・・・」と悩むレベルです。

もともとプログラミングの知識がなかった私。
PHPやjavascriptを含めた動的サイトを作るには知識が足りな過ぎました。

デザインに関しても、誰かの作ったものの修正や、色違いのものがメインで
相変わらず「自分でゼロから作る」ものは少ないまま
そして、作れたとしてもクオリティは低い。

その分野を専門にやっている人と、広く浅くやっている人とでは、やはりレベルの差が出てきます。
未経験で同時期に入社した同僚は、いつの間にかデザイナーとして はるか先を進んでいました。

なんとか追いつこうと勉強はするものの、仕事量も多すぎて、ついていけてなかったのですね。
アレもコレもと欲張る反面、色々なものに追われすぎてしまったのです。

コーディングも中途半端、デザインも中途半端。
秀でたところもなく、誰かが作ったものの一部修正のみを担当するポジションに。

新規サイト・サービスの立ち上げ時には、実績や得意分野に合致する、デザイナーやエンジニアが配置されます。
私には到底、手の届かないところでした。

よくわからないまま、ディレクターも視野に入れてしまう

ある日上司から、「人手もないし・・・これから始まるいくつかの案件、ディレクターもやってみないか」と声をかけられました。

何事も経験だ、頑張ろうと思いつつやはり「手を動かして作りたい」という願望は消えることもなく、、、
確かに色々な人と関わりがあって、いいポジションだと思うのですが。

さて困った・・・。
デザイン・コーディングに加え、中途半端なものがまた一つ増えてしまいました。

ディレクターとしての案件も、その後着実に増えていき、打ち合わせや会議に拘束される時間も増え、残業もさらにUP。
過労への道です。

スタート時の焦りが、いつまでも足を引っ張る

後悔

中途半端の3コンボ。

気付いたときには、どれも「中の下」のまま、大量の案件をギリギリさばいている状態。
長時間の残業が常態化し、体力も限界に近づきつつあり。集中力の低下から、重大なミスを連発。

私は、自分の技術や知識の足りなさを残業という「時間」で穴埋めすることで帳消しにしようとしているのでは?

量をこなせば「頑張っている」と思われると期待しているから、そこから動けないのでは・・・?

そう、私には、強みがない。

社内の人たちは皆、それぞれの仕事スタイルがあり、それぞれの分野が確立しています。
主張できる自分の技術と立ち位置を、しっかり持っていました。

私はただ周りに流されてきただけ。
何一つ武器として手元に残せていない現状と、自分の考えの浅さに改めて危機感を持ったわけです。

闇雲に頑張った結果自滅した

頑張る方向を、自分できちんと認識するのはとてもとても大事。
何か一つに定め、それに向かって頑張ればよかったのに、あれもこれもと欲張った結果、自分で自分の首を絞めることになってしまいました。

あれから数年がたって、こうしてフリーとして仕事をしている今、当時の経験はそれなりに役には立つのですが・・・。

でも、後悔の残る会社員時代です。

今だから思う、当時自分がやるべきだったこと

過去を思う

マツイさんは手広くできるから、案件の補佐にはいいけど・・・メインの制作者には厳しいね。技術的に足りない。

ある日、社内会議で私の離席中にこういう言葉が出ているのを聞いてしまい、落ち込んだことがあります。

当時の自分に声をかけるとすれば、今ならいくつか考えることができます。

  1. まず自分の「軸」を定めること。話はそこから。
  2. なんでも引き受けない 無理なら断ろう。
  3. 一人じゃ解決できないこともある、ということを知ろう。
  4. 残業しても間に合わない?それ、キャパオーバー。
  5. 誰かに評価されたい ← 他人に全ての基準を置く癖がつくと、ほんと辛くなるよ

まぁ、他にも色々あるんですけど、上記を少しでも考えることができたなら。
きっと全然違っただろうなと思っています。

まとめ

ということで、これからWEB業界に入るよって人に、私のような失敗をしてほしくないなぁ~という話でした。

「広く浅く何でもできる人」は、それなりにメリットもあります。
でも、「あえてそういう人を目指した」という人と、「自分の専門分野に必要だから必然的に覚えて知識が広がった」という人では、かなり違いが出てくると思うのですね。

会社等の組織に属していると、なかなか自分の思ったように物事は進まないことは多いですが・・・そんな中でも、
「私は○○の仕事をしています」
「私は○○に自信があります」

というように自分を表現できる人は、色々な意味で強い。
自分の特徴とか強みとか、何にも思い浮かばねーぜ!となってしまうと、せっかく仕事に向き合おうとしても、以前の私のように モヤモヤ悩むことになってしまう・・・。

そうなるとめちゃくちゃ「損」をします。
定期的に自分の仕事の振り返りや技術の棚卸は、とても大切だと思うのです。